むらさき

先手▲1六歩、やっていいんすか?!

月1ペースで更新しようと思っていたのだが、10月はさぼってしまった。どうです?最近さぼってます?今から60年以上前に、電通の四代目社長によって作られた電通社員の行動規範<鬼十則>の二番目にはこうある。


仕事とは、先手先手と働き掛けて行くことで、受け身でやるものではない。


さぼる・怠ける・放置することで後手にまわる。仕事の連絡も、皿洗いや洗濯物も、あの人への不義理も...。やらなきゃいけないよなーという小骨が喉にひっかかった状態がつづく。

何事も、やらなきゃいけない(義務=受け身=後手)ではなく、 やっていいんすか?!(権利=先手)と思えると幸せだろう。世の中には、先手先手でまめまめしく、翌日に持ち越さない人がいる。尊敬。


先手・後手というと思い浮かぶのは将棋の世界。将棋は必ずしも先手が有利ではないそうだが、囲碁やチェスは先手の方が有利だそうだ。ホント? さておき、羽生善治さんの言葉を引用する。


遠回りしながらも、もがいて身につけたものの方が、

簡単に得たものよりも後々まで役立ちます。(羽生善治)


近頃は最短距離や最適解、コスパ重視な風潮。それもまた、インターネット、スマートフォン、ビッグデータの影響だろうか。ネット経由の近道や抜け道ができて、色んなことが簡単になった。つまりは、遠回りをする機会が減った。分からないことも、忘れたことも、面倒なことも、瞬時にそれなりに答えが見つかる。それなりに。

ネットは後手にまわりがちな場所だ。SearchやShareといった受け身的な使い方=他人のふんどしを活用・転用できる世界だ。でも、自分でふんどしを締めるような"先手的"使い方、受け身ではなくもがき悩むことにより、多様な視点や価値観を得られる場所でもあるよなー、と思うのです。(曖昧かつ生意気でスイマセン...)
tofun.jpg

先手先手を打つことで、人より遠回りしちゃったり面倒なことに巻き込まれることもあるかもしれない。でもそれは、後手には絶対味わえない価値ある体験だ。


<鬼十則>の六番目にはこんな言葉。


周囲を引きずり回せ、
引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。


ネットでもリアルでも、先手を打とう。遠回りしよう。


Posted: 2014年11月 7日 08:30